皮膚の病気は動物病院で最も多くみかける疾患です。
湿疹、痒み、脱毛、フケや臭いなど症状は様々ですが、動物達だけでなく、飼い主さまも悩んでいる姿を多く見受けます。
時に生涯にわたり治療に取り組んでいかなければならないこともあり、飼い主さまと病院との信頼関係が大切な診療科です。
コミュニケーションを大事にし、日常生活における食事や習慣、スキンケアまでを一緒に考え、取り組んでいきます。
また治療に際しては、原因に応じて内服薬や外用薬を選択しますが、お薬に頼らない治療も積極的に取り組んでいます。
特にスキンケアを重視し、その子の肌質にあった方法を探していきます。
ご希望があれば、当院併設のトリミングサロンでの薬浴も可能です。
現在準備中
1. お電話にてご予約ください。診療日時を決定します。
2. 診療の5分前にはご来院ください。もし他の動物病院様で受診された各種データをお持ちの場合にはご持参ください。
診察券のある方は通常どおりホームページからも予約して頂けますが、予約が取りにくい場合はお電話でご予約下さい。
1. お電話にてご予約ください。診療日時を決定します。(※原則紹介状は必要ありません)
2. 当院にご共有いただけますデータがある場合には、飼い主様にお渡しください。
3. 診療・治療を行います。
4. 紹介元病院様へお電話にてご報告を行います。
5. 治療が終了しましたら、継続診療はご紹介元の動物病院様にてお願いさせていただきます。
ただし、必要に応じてご紹介元の動物病院様と連携をとりながら継続治療を担当させていただくこともございます。
はじめにお話に時間をかけていきます。いつから症状がでているのか、日常生活における食事、お散歩や遊びの習慣、お手入れやシャンプーの様子などお伺い致します。その上で考えられる疾患をあげ、必要な検査を行なっていきます。
・くし検査
ノミとりくしで毛をすき、集めた毛やフケを肉眼あるいは顕微鏡で観察します。ノミやノミの糞、シラミ類を検出するために行います。
・眼底検査
眼底(網膜、視神経、血管)を観察するために行います。緑内障や視神経の炎症などを診断します。無散瞳眼底カメラで観察できますが、詳細に観察を行う場合は瞳孔を拡大させて観察します。
・毛検査
毛を抜いて顕微鏡で観察します。ニキビダニや真菌などの寄生虫感染、毛や毛周期の異常を診断するために行います。
・細胞診
皮表:セロハンテープを皮膚に貼り、剥がして顕微鏡で観察します。寄生虫や細菌、真菌などの表面寄生物を検出するために使用されます。
針吸引:皮膚の病変部から細胞を採取し、顕微鏡で観察します。腫瘍や炎症、感染症の診断に使用されます。
・ウッド灯検査
紫外線を利用して皮膚を照射し、真菌感染や色素異常を観察します。真菌感染部位は特定の蛍光を発します。
・真菌培養検査
毛や皮膚片を培養し、真菌(特に皮膚糸状菌)の有無を確認します。感染が疑われる場合に行います。
・細菌培養検査
皮膚の病変部から採取したサンプルを培養し、細菌の有無を確認します。感染の原因菌を特定し、適切な抗生物質を選定するために行います。
・皮膚組織生検
皮膚の一部を切り取り、病理検査を行います。腫瘍や重篤な皮膚病変の診断に使用されます。
その他血液検査、ホルモン検査、アレルギー検査 なども必要に応じて行っていきます。
成田 朋恵
日本獣医皮膚科学会皮膚科認定医
出身大学:日本大学
麻布大学腫瘍科専科研修医(’05〜’08)
辻堂犬猫病院(’17〜現在)
DVMsどうぶつ医療センター横浜皮膚科研修医(’17〜’22)
ご挨拶コメント: