猫のアクネ、ざ瘡、いわゆる「猫ニキビ」は、猫のあごや唇にできる黒いポツポツや炎症を起こした皮膚のことです。
顎や唇に黒いぽつぽつができ、皮膚が赤くなり、炎症を起こします。毛が抜けることもあります。また、猫が患部を気にして舐めたり、こすりつけたりすることで悪化することがあります。
はっきりした原因はわかっていませんが、毛穴に角質がたまることや皮脂分泌が多くなることで起こります。食生活や食器の素材、過剰な毛づくろいも原因となる可能性があります。
主に視診によって行われます。悪化する場合は、細胞診や皮膚の掻爬検査、細菌培養検査や皮膚生検が行われることもあります。
猫の顔を清潔に保つことが第一です。診察の上、獣医師が必要と判断した場合は薬用シャンプーによる清浄や抗生物質の投与を行います。