皮膚科のご案内

犬の指間炎とは?

指間炎とは趾間指間皮膚炎(しかんひふえん)とも呼ばれ、犬の足の指と指の間や肉球の間に発生する皮膚炎です。この炎症は、皮膚の深い部分で起こり、細菌感染を伴うことが多いです。趾間皮膚炎は、特に長毛種や皮膚が脂っぽい犬種に多く見られます。例えば、ミニチュアダックスフンドやゴールデンレトリーバー、フレンチブルドッグなどが挙げられます。
犬の足の指と指の間や肉球の間に発生する皮膚炎です。

主な症状

趾間皮膚炎の主な症状には、赤く腫れる、膿が出る、犬が頻繁に舐める、腫瘍のようなものができるなどがあります。これらの症状が進行すると、足全体に広がり、肉球にも影響を及ぼすことがあります。犬が足を舐める行動は、炎症や痛みを感じているサインです。

原因

趾間皮膚炎の原因は多岐にわたります。外傷、汚れ、やけど、爪の炎症、ストレス、皮膚炎、感染症などが挙げられます。例えば、散歩中に小さな異物が指間に入り込んだり、夏場の熱い道路でやけどをしたりすることが原因となります。また、ストレスやアレルギーも趾間皮膚炎の原因となることがあります。

診断と検査

趾間皮膚炎の診断には、視診や触診が行われます。必要に応じて、細菌や真菌の感染を確認するための検査が行われることもあります。特に、慢性的な炎症が見られる場合は、根本的な原因を特定するための詳細な検査が必要です。

治療法

治療法には、薬物治療、薬浴、外科手術などがあります。薬物治療では、ステロイド軟膏や抗生物質が使用されることが一般的です。また、薬浴では、薬剤の入ったシャンプーで全身を洗浄し、感染を防ぐことが重要です。重度の場合は、外科手術が必要になることもあります。