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病態

まぶたの炎症を指します。眼瞼の異常が眼球の疾患の引き金になることがあるので注意が必要です。

原因

細菌、真菌、寄生虫、免疫疾患などによって引き起こされます。その他にマイボーム腺貯留や炎症も原因の一つです。

症状

まぶたの腫れや赤みが一般的ですが目やにが増える、涙が多い、目を気にして擦る、まばたきの頻度が高い症状もみられることがあります。

診断

スリットランプ検査で眼瞼の皮膚や結膜を観察し、眼瞼の皮膚に起因する炎症か、マイボーム腺に起因する炎症なのか評価します。必要に応じて、眼瞼の皮膚検査、結膜の細胞診、細菌培養・薬剤感受性検査、アレルギー検査などで原因を診断します。

治療

細菌感染の場合は抗菌薬の眼軟膏、点眼や内服を処方します。肉芽腫性の炎症の場合はステロイド系消炎剤が必要になる場合があります。かゆみがあり擦る場合には、エリザベスカラーの装用をして擦らせないようにする必要があります。